倉庫・工場の改修工事|実施のメリット・検討タイミング・注意点について解説します

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倉庫や工場の改修工事は、建物の価値維持だけでなく、業務効率の向上や従業員の働きやすさ改善など、様々な効果が期待できます。しかし、工事の規模や内容によっては多額の費用が発生し、業務への影響も懸念されるため、実施時期や施工方法の慎重な検討が必要です。

本記事では、改修工事を検討するタイミングや実施によるメリット、注意すべきポイントについて、順を追って解説していきます。

 

倉庫・工場の改修工事を検討するタイミングは?

倉庫・工場の改修工事を検討するタイミングは?

倉庫や工場の改修工事・メンテナンスを実施する時期は、以下のような観点を目安に検討してみてはいかがでしょうか。

 

建物の老朽化が進行している場合

建築後20年以上経過した倉庫・工場では、屋根や外壁の劣化、雨漏り、配管の腐食などの問題が頻発します。放置すると建物の損傷が深刻化し、保管物や設備の破損リスクが高まるため注意が必要です。

また、従業員の安全面でも大きな懸念が生じます。早期に改修工事を実施することで、修繕費用の抑制と建物の長寿命化が実現できるでしょう。

 

設備の入れ替えが必要な場合

空調設備や照明設備、搬送設備などの経年劣化は、電気代の上昇や故障の増加を招きます。最新の省エネ機器への更新で、ランニングコストを大幅に削減期待できるでしょう。

また、設備の不具合による作業の中断リスクも軽減されます。定期的な点検結果や修理頻度を踏まえ、計画的な入れ替えが推奨されます。

 

自動化による効率化を図る場合

人手不足や人件費の上昇に対応するため、自動倉庫やロボットの導入を検討する企業が増加しています。作業の自動化・省人化を実現するには、床の補強や電気容量の増強など、建物自体の改修が必要です。

導入予定の設備に応じた適切な改修計画の立案が求められます。

 

事業拡大や用途変更の際

取扱量の増加や新規事業の開始に伴い、既存施設のレイアウト変更や増築が必要となるケースがあります。荷物の保管方法や作業動線の見直しに合わせて、床・壁・天井などの改修を行うことで、作業効率と空間活用の最適化が図れるでしょう。

事業計画と連動した改修時期の設定がポイントとなります。

 

改修工事は単なる修繕だけでなく、業務効率の向上や省エネ効果の実現など、様々な目的で実施されます。適切なタイミングで専門業者に相談し、最適な改修計画を立てることが重要です。

 

 

倉庫・工場の改修工事を実施するメリット

改修工事を行うことで、以下のようなメリット・効果を得ることができます。

 

労災の防止

床の凹凸修正や照明の改善、安全通路の確保など、適切な改修工事の実施で作業環境の安全性が向上します。転倒や接触事故のリスクが低減され、従業員が安心して働ける職場環境が実現可能です。

労働安全衛生法の遵守にも直結し、企業としての社会的責任を果たすことができます。

 

従業員の意欲向上

快適な空調環境の整備や休憩スペースの充実化など、職場環境の改善は従業員の満足度向上に大きく貢献します。モチベーションの向上は業務効率の改善をもたらし、人材の定着率向上にもつながるでしょう。

採用活動においても、整備された職場環境は新卒・中途採用での重要なアピールポイントとなります。

 

 

倉庫・工場の改修工事を行う際に注意すべき点

倉庫・工場の改修工事を行う際に注意すべき点 11.32.11

 

一方、実際に改修工事を行う際には以下の点に注意する必要があります。

 

業務への影響を最小限に抑える

改修工事中も通常業務を継続させるためには、工事エリアと使用エリアの明確な区分けが不可欠です。作業や保管スペースへの影響が大きい場合は、一時的に別の場所への移動を検討する必要があります。

日々の作業動線や搬出入計画も考慮しながら、段階的な工事の実施を進めていくことで、円滑な事業継続が可能となります。

 

騒音・振動対策

工事に伴う騒音や振動は、建物利用者の業務に大きな影響を及ぼす要因となるため、仮設間仕切りによる工事エリアの区画化や防音シートの設置など、適切な養生を行うことが欠かせません。

建物内での作業時間帯や場所による制約を事前に把握し、影響を最小限に抑えた施工計画を立案することで、スムーズな工事進行が実現できます。

 

法規制への対応

改修工事を実施する際は、建物に使用されている建材や設備機器の状況を詳細に調査する必要があります。特にアスベストやPCBなどの有害物質が使用されている可能性がある古い建物では、専門機関による調査と法令に基づく適正な処理が求められるでしょう。

また、建築基準法や消防法などの関連法規を遵守した設計・施工が不可欠です。工事内容に応じて必要となる各種申請手続きを漏れなく実施し、法令違反のリスクを回避することが重要となります。

 

 

倉庫・工場の改修工事を依頼する先の選び方

 

倉庫・工場の改修工事を依頼する業者を選ぶ際は、以下のポイントに注意することが重要です。

 

過去の実績

過去の実績や保有資格を確認し、適切な業者かどうか見極めましょう。特に類似案件の施工実績が豊富で、現場経験の長い技術者が在籍していることが重要です。

可能であれば過去の施工事例を実際に見学させてもらうことで、より確実な判断が可能となります。

 

詳細な見積書

見積書の内容が詳細に記載されているかを確認します。「一式いくら」ではなく、具体的な内容が明記されているべきです。

工事の範囲、使用する材料、施工方法、工期などが明確に示されていることが重要です。また、追加工事が発生した場合の費用計算方法についても、事前に確認しておくことをお勧めします。

 

アフターサポートと保証

工事後の問題に対する対応や保証内容を事前に確認しておくことが重要です。施工後のメンテナンス体制や緊急時の対応方針、保証期間内に不具合が発生した場合の対応方法など、具体的な内容を契約前に確認します。

 

工場・倉庫専門の業者

住宅ではなく、工場・倉庫を専門的に扱っている業者を選ぶことで、より適切な対応が期待できます。工場・倉庫特有の設備や構造に関する知識、法規制への理解、安全管理のノウハウなどを有する業者であれば、的確な提案と円滑な工事進行が見込めるでしょう。

 

 

倉庫・工場の改修工事は山市成工にお任せください

 

株式会社山市成工は1948年の創業以来、70年以上にわたり建築業界で実績を重ねてきた総合建設会社です。工場や倉庫などの改修工事においては、企業様の生産性を重視し、短工期・低コスト・高パフォーマンスを実現する施工に特長があります。

ラインの変更に伴う建築工事、工場機械の入替えに伴う基礎工事、組織改変に伴う間仕切り変更工事など、あらゆる改修ニーズに対応いたします。また、屋根の雨漏りや外壁の老朽化、安全・防犯対策、床の修理、扉やシャッターの不具合など、細かな修繕工事もお任せください。

お客様の視点に立ち、どのような施工方法が最適かを考え、的確なご提案をさせていただきます。まずはお気軽にご相談ください。

 

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